【実施日・場所】 相模原市南清掃工場
組合事業活動の一環として、視察、研修会を実施しました。
①平成22年3月に完成したばかりの施設を見学させていただきました。
②施設についてのビデオ上映。
③工場見学。説明を受けながら、見学する参加者。
④ごみ投入ステージ。トラックごと計量を終えたごみは、ここからごみピットに投入されます。
⑤ごみピット。(巨大なごみクレーンが動いているのですが、反射してよく見えないので、⑥を参照)
⑥ごみピット・ごみクレーン。25メートルプール約30個分という広さのごみピット。ごみクレーンがごみを撹拌した後、投入ホッパに入れます。
⑦流動ガス化炉、燃焼溶融炉について、模型を見ながらの説明。
ごみは流動ガス化炉で未燃ガス、炭化物、灰分に分解(鉄やアルミは有価物としてリサイクル)→ 灰分は燃焼溶融炉で約1200℃の高温で溶かす(溶融スラグは有価物としてリサイクル)
⑧ボイラ。ごみを燃やした熱により、蒸気を発生させています。
⑨中央制御室。工場内の各機械施設の制御、処理状況の監視を行っています。
⑩蒸気タービン発電機。ボイラで発生した蒸気を利用して発電しています。
ごみの燃焼エネルギーの他に、太陽光・雨水等の自然エネルギー、節電・節水などの省エネルギー技術を導入して、エネルギーの有効利用を行い、二酸化炭素の排出量の削減を図る。→ 地球温暖化防止に寄与。
高度な排ガス処理設備を設け、ダイオキシン類をはじめとする有害物質の排出を抑制→公害防止に寄与。
この他にも、ごみを資源として回収するなど再利用を図る「マテリアルリサイクル」、ごみ処理過程で発生する熱エネルギーにより発電を行い利用する「サーマルリサイクル」など、環境への負荷が少ない循環型社会へ寄与する施設。
この日は点検のため稼動していませんでしたが、丁寧な説明を受けながら最新の設備を見学することが出来、とても充実した視察研修会となりました。
相模原市南清掃工場の沖津工場長様をはじめ、施設の皆様のご協力に厚く御礼申し上げます。